壁面収納で快適生活!
壁面収納で快適生活!

壁面収納、デメリットはメリットになる

壁面収納で快適生活 | 04月21日更新

リビングなどにモノが増えすぎて片づけられないから壁面収納でも作ろうか、という方に、少し耳の痛い話を。
確かに大容量の壁面収納を壁前面に組み込めば、見た目もオシャレですし、収納力もアップして快適に暮らせそうですね。
しかし、そこが意外な落とし穴なんです。
壁面収納にはメリットがあると同時にデメリットもあります。

デメリットの一つは、収納量があるからと安易に考えていると、すぐにモノであふれてしまうことです。
キレイに暮らすコツは、できるだけ不要なモノは買わないし置かない、そしてあるべき場所にきちんとしまうことです。
不要なモノを次から次と買う人には壁面収納は単なる倉庫にしかなりません。
人気は扉のある壁面収納ですが、品物ごとにきちんと収納場所を決めておかないと、どこに入れたか分からなくなり、かえって不便を感じたりします。
解決策はオープンスタイルの収納棚とし、部分的に扉をつけるといいでしょう。
見せる収納なので片づける習慣がつきます。

もう一つのデメリットは、テレビなどを組み込んだ壁面収納の場合、同じリビングの違う場所でテレビを観たいと思っても簡単に移動できないことです。
収納部分を書棚にする際は日の当たらない壁面にしないと本が陽に焼けてしまいます。
壁があるからと適当に場所を決めるのではなく、自分のライフスタイルとの兼ね合いを考えながら決定してください。

そうしてもう一つのデメリットは、面積が大きくなりますから地震のときに倒れてくることがあると危険です。
これは逆転するとメリットになります。
解決策は天井いっぱいまでの高さとし、さらに耐震金具をきちんとつければかなり頑丈な耐震家具となること。
突っ張り棒のような耐震装置は横揺れと縦揺れが続くと外れてしまう危険性がありますが、天井までの家具にすると天井がささえになって倒れにくくなります。
デメリットはメリットになる、メリットはデメリットにもなるので、納得したうえで判断するといいでしょう。

top