壁面収納で快適生活!
壁面収納で快適生活!

耐震設計がこれからの壁面収納です

壁面収納で快適生活 | 04月21日更新

壁面収納を取り付けて空間をスタイリッシュに演出したい!
でも、頭をよぎるのは地震がきたときは大丈夫かということ。
巨大地震の被害を紹介するテレビなどでは、タンスなどの家具が横倒しになっている様子が映っていて、耐震の重要性を改めて痛感しました。
阪神・淡路大震災での負傷の原因の約半分が、家具などの転倒や落下によるものだったというデータもあります。

一般的に壁面収納家具を設置する場合、賃貸などでは壁に固定することが厳しいこともあり、天井と家具の間に突っ張り棒を設けて揺れに備えるというケースが多いようです。
しかし、突っ張り棒を付けていても家具が転倒する場合があるのは、きちんとした設置条件をクリアしていないからといわれます。
市販の突っ張り棒は上下で支えるため、縦揺れには強いのですが、横揺れにはすぐに外れてしまうという弱点が指摘されています。
これから買い求めるなら、全方向の揺れを吸収してくれるスプリング内蔵のものも出ていますから、よく検討して購入するといいでしょう。
突っ張り棒の耐震強度をアップさせる裏ワザは板を一枚挟んで固定することです。
面で支えるので耐震効果が上がります。

それ以上に壁面収納の耐震性を高める方法としては、天井いっぱいまでの高さの家具にすることです。
横揺れがきても天井が突っ張りになって前方への転倒を防いでくれます。
リビングの扉付きの壁面収納やキッチンの食器棚などで、あったら重宝するのが中のものが飛び出さないための設備です。
参考までに、エスエークラフトという会社の耐震機能付き食器棚を例にとると、引き戸は閉めると自動的にロック状態となり、勝手に開かない安全機能がついています。
耐震ラッチは震度5レベルの揺れを感知すると、自動で扉をロックします。
これからの壁面収納は、デザインや機能性だけでなく、耐震性でも選ぶ時代です。

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